東京都知事選挙の結果を受けて 革新都政をつくる多摩の会
野党統一候補 宇都宮けんじさんの当選をめざしてのご支援、ご奮闘、ほんとうにありがとうございました
東京知事選の結果は、宇都宮けんじ候補が次点となり、小池知事の再選に終わりました。しかし、たたかいは終わりません。宇都宮けんじさん自身が言っていることですが、「選挙は勝つために戦いますが、それ以上に「運動」だと思います」という通り、今後の運動に向けたくさんの前進面をつくりだしました。二つだけ確認したいと思います。
まず何よりも確かなのは、小池知事がその政策を支持されて選ばれたわけではないということです。コロナ対策は、完全に破綻しています。多くの識者が言うように、新型コロナ感染症に対して、小池知事の新自由主義政策は、あまりにも脆弱であり、ポストコロナにおいて新自由主義への回帰はありえない、とうのが日本でも世界でも共通の認識になっていると言ってよいでしょう。
新自由主義は、企業利益を最優先にするため、小さな政府による緊縮政策を取ります。具体的には、医師・看護師・教員、病院・保健所・学校などを減らし、不安定雇用を増やし、不要不急の大型道路建設に狂奔するなど、国民生活を犠牲にして、大企業に奉仕します。
現に、PCR検査が困難を極めたのそのためで、論戦を避け、逃げ回り戦術を取ったのもそれを恐れたからでしょう。その上、この期に及んで都立・公社病院の独立行政法人化を強行すると言っています。このように、破綻済みの新自由主義にしがみつく小池都政の実態を暴き出し、有権者に伝えきれれば、勝利は逆転するのです。まさに、たたかいはこれからです。
もう一つ重要な前進は、市民と野党の共闘が大きく広がったことです。これには多摩市民も大いに貢献しました。これからのたたかいが楽しみです。革新都政をつくる多摩の会は、引き続き、都政の革新に向けてがんばります。一緒にがんばりましょう。 (革新都政をつくる多摩の会 代表 高田一広)